眼瞼下垂手術について

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術について

眼瞼下垂の治療

眼瞼下垂を治すためためには、色々な手術方法があります。
手術により、まぶたの筋肉を適切な位置に戻すことにより、まぶたの開閉を強化して開けやすくします。

手術の流れ

【診察】
シミュレーションを行い術後の結果を予測していきます。手術後の結果を予測するには術前が極めて大事です。目の左右差、まぶたの厚さ、皮膚の切除量等をチェックしていきます。希望のラインの高さと、黒目をどのくらい見せるかをシミュレーションしていきます。

【麻酔】
局所麻酔を行います。

【手術】

① 眼瞼挙筋腱膜前転法
予定重瞼ラインで切開をします。皮膚の余りがある場合には皮膚の切除を行います。眼窩隔膜を開放し、眼瞼挙筋腱膜を確認します。この腱膜を前方へ引き出し、瞼板の上部に縫合糸にて縫着します。術中に開眼していただき、黒目の見え方を調整します。皮膚を縫合し終了します。

●挙筋腱膜前転法

挙筋腱膜前転法

② 眉毛下皮膚切除術

眉毛下に併せて余った皮膚を切除し縫合します。手術の跡は眉の下のラインに沿うので目立つことはありません。睫毛付近の皮膚を切除しないので、眼の雰囲気を大きく変化させることがありません。手術後3ヶ月は、手術の跡が赤くなることがありますが、眉を描いていただけると隠すことができます。

●眉毛下皮膚切除

眉毛下皮膚切除

③ 前頭筋吊り上げ術

眉毛を上げる前頭筋とまぶたをつないで、眉毛の動きを使ってまぶたを上げる方法です。太腿の外側の筋膜を使うことが多いので、筋膜吊り上げ術とも呼ばれますが、特殊な材料の糸を使うこともあります。眼瞼挙筋の働きが無いか非常に弱い場合に使われます。

●前頭筋吊り上げ術

前頭筋吊り上げ術

【術後経過】

●腫れについて

翌日: ピークに腫れます。かなり腫れます。圧迫・安静で最小限とすることが可能です。
1週間: 腫れのピークは過ぎますが、まだ腫れは残っています。
1か月: 腫れは引きます。重瞼線の部分のみまだ腫れが残っています。
そのためこの頃は二重の幅がまだ広い感じがします。
3か月: 腫れはほぼ完全に消失しています。

●内出血班について

内出血斑はやはり翌日がピークです。その後2週間かけて薄くなって消えていきます。重力によって下まぶたや顎のほうに移動することもあります。

●傷の赤味について

術後1か月目をピークに傷は赤く・固くなります。その後は引き始め術後3か月ぐらいには白く柔らかくなります。あまり触ったりしてこすったりといった刺激をしないほうが早く落ち着きます。

●抜糸について

手術後1週間で抜糸を行います。

●対面について

抜糸が終わり、腫れが治まる10日前後くらいが目安でしょう。

手術後の緊急連絡先について

手術を受けていただいた患者様全員に「緊急用携帯電話番号」をお伝えしております。
ご帰宅されてから、激しい痛み等の急変があった場合、すぐにご連絡して頂けますのでご安心下さい。

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