日帰り白内障手術について
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〒595-0025 泉大津市旭町17-1
日帰り白内障手術について
◆ 白内障治療について
白内障の程度が軽度の場合は経過観察します(点眼を処方する場合があります)。 日常生活に支障が出る程度に白内障が進行すれば、手術による治療を行うのが一般的です。 手術する時期は人によって違いますので、担当医と御相談下さい。
◆ 手術の実際
手術は通常、局所麻酔下にて行います。痛みはほとんどありません。麻酔は点眼麻酔をした後に注射の麻酔をしますが、麻酔の痛みもほぼありません。手術の最中にメス等の機器は見えないので、医師やスタッフの声も聞こえますし、会話もできます。緊張される方が大変多いですが、声をかけながら手術が進行しますので、リラックスして手術を受けて下さい。
手術は顕微鏡を使用して行います。傷口は約2mmと非常に小さく、超音波を利用して水晶体の濁りを取った後、眼内レンズを挿入します。 手術時間は特に問題がなければ5分程度で終了します。
◆ 眼内レンズの構造・種類
眼内レンズは約6mmの中央部のレンズの部分の光学部とレンズを固定する支部でできています。眼内レンズの種類や度数は患者さんの目の状態やライフスタイルに合わせて、見え方を相談させていただきます(遠方優先、近方重視、中間など)。
眼内レンズの種類には、単焦点だけでなく、乱視用や多焦点のものもあります。
乱視の強い方には乱視矯正を含めた眼内レンズ、また保険適用になってませんが、遠方と近方両方に焦点が合う多焦点眼内レンズもありますので、ご相談下さい。
◆ 超音波水晶体乳化吸引術
眼球を切開し、水晶体の前嚢を切り取る。
水晶体の核と皮質を超音波で砕き、吸引して取り出す。後嚢とチン小帯は残す。
残した嚢の中に、眼内レンズを挿入する。
◆ 術前から術後までのながれ(治療の流れ)
ご来院
まず、外来診療を受けていただき「日帰り白内障手術」が可能かどうかを判断いたします。手術可能と判断された場合は、手術の日程と術前検査日をご相談のうえ決定いたします。
手術前検査・説明
手術日程が決まりましたら手術に必要な検査をいたします。
手術で眼のレンズを入れ替える際に必要な人工レンズの種類や度数を決めるための検査、手術の際に支障となる病気がないかを判断するために採血検査などを行います。
手術前検査・説明
手術3日前から手術当日までの間、抗菌剤の点眼をしていただきます。
手術当日
手術当日は指定された時間までにご来院いただき、手術前に点眼処置、術前の診療などを行います。前開きのゆったりとした服装でご来院ください。
手術時は眼をしっかりと消毒してから局所麻酔で行います。手術中は、ほとんど痛みはありません。術後は少しお休みいただいた後、眼帯をつけたままでお帰りいただきます。
手術翌日
翌日、診療がありますのでご来院いただき、術後、特に問題がなければ眼帯を外します。
翌日から首下シャワーやお風呂は可能ですが、洗髪・洗顔など目に水が入るようなことは1週間程度はできません。
日常生活は、ほぼ普段通りにできますが、仕事やスポーツなどの内容により制限がありますので手術前にご相談ください。
術後の定期健診
手術後は、翌日、翌々日、1週間後、1カ月後の目安で通院していただきます。
術後経過には個人差がありますので、上記以外にも通院が必要な場合があります。
手術後の一定の期間、点眼治療の必要がございます。
◆ 手術に際してのQ&A
Q:手術時間はどの位かかりますか?
A:手術時間自体は、特に問題なければ5分程度で終了します。
Q:痛いですか?
A:局所麻酔で痛みはほぼありません。触っている感じは残る場合がありますが、痛みはありません。
Q:目に手術器具が入ってくるのが見えますか?
A:見えません。手術中はまぶしい光を見て頂きますので、キラキラした万華鏡を見ているような感じだったと言われる方が多いです。
Q:眼内レンズの寿命ってどれくらいですか?
A:眼内レンズ自体の透明性は、50年以上と言われています。なので、数年してからレンズを入れ替えるという事は基本的にございません。
◆ 手術後の緊急連絡先について
手術を受けていただいた患者様全員に「緊急用携帯電話番号」をお伝えしております。
ご帰宅されてから、激しい痛み等の急変があった場合、すぐにご連絡して頂けますのでご安心下さい。