目がゴロゴロする・
乾く、目が疲れる

目がゴロゴロする・乾く

目がゴロゴロする・乾くのはなぜ?

目がゴロゴロする・乾くのはなぜ?
目のゴロゴロには、いくつかの原因が考えられます。手で擦ったりすると、症状が悪化することもありますので、出来るだけ触らず、当院にご相談ください。

目が乾燥している

パソコンやスマートフォンの長時間使用、読書などは、無意識のうちにまばたきの回数を減らし、目の乾燥を引き起こします。また、エアコンを使用した空間も、湿度の低下によって、目の乾燥が起こりやすくなります。涙は、眼の表面を保護する役割を果たしていますので、その乾燥は、ゴロゴロとした異物感の原因となります。

コンタクトレンズの不適切な使用

コンタクトレンズは、角膜を覆うように装用します。そのため、酸素・栄養の供給が不足しがちになります。長時間の装用、変形・劣化したコンタクトレンズの装用、洗浄不足などによって角膜が傷つくと、ゴロゴロとした異物感の原因となります。

目に異物が入っている・逆まつ毛

塵、埃、砂などの異物が目に入ると、ゴロゴロとした異物感や痛みの原因となります。まつ毛が眼球に触れる逆まつ毛も同様です。異物は通常涙で洗い流されますが、逆まつ毛は自然には治りません。放置していると、視力低下などを招くこともありますので、お早目にご相談ください。

目がゴロゴロ・乾くなどを引き起こす疾患とは?

目がゴロゴロする、あるいは疲れる、乾く異物感などは、さまざまな目の病気によって引き起こされます。症状が続く場合には、お早目に当院にご相談ください。

眼瞼けいれん

眼瞼痙攣目のまわりの筋肉の過剰な働きによって、意志に反して目を閉じてしまう(閉じていると楽に感じる)病気です。瞬きの回数の増加、眩しさを主症状としますが、目の乾燥やショボショボ感、まぶたのぴくぴくとしたけいれんなども見られます。特に、40歳以上の女性に多く見られます。当院の神経眼科では、眼瞼けいれんの専門的な治療を行っております。

詳しくはこちらへ

日本眼科学会画像 引用

ドライアイ

ドドライアイ涙の量が少なくなったり、成分が変化することで目が乾いてしまう状態です。パソコンやスマートフォンの長時間使用、コンタクト装用者の増加などで、現在国内では潜在患者を含め、約2,200万人のドライアイ患者がいるといわれています。目の乾燥だけでなく、ゴロゴロとした異物感、目の疲れや痒みなど、さまざまな症状が見られます。

詳しくはこちらへ

結膜炎(アレルギー性結膜炎・ウィルス性結膜炎-はやり目)

アレルギーやウイルス感染を原因として結膜に炎症が起こっている状態です。ゴロゴロとした異物感の他、充血、痒み、のどの痛みなどが見られます。アレルギー性結膜炎の原因には、スギ・ブタクサ・ヨモギ・ヒノキなどの花粉、ダニ・カビ・埃などのハウスダストが挙げられます。ウイルス性結膜炎の原因には、アデノウイルス、エンテロウイルス、ヘルペスウイルスなどが挙げられます。

ウイルス性結膜炎の種類

流行性角結膜炎(はやり目)

症状としては、まぶたの裏にブツブツや腫れ、充血、涙が多く出るなどです。
【7~14日の潜伏期間後に発症】

咽頭結膜炎熱(プール熱)

プールで感染することもあることから、プール熱とも言います。症状としては、結膜にブツブツや咽頭痛、発熱などです。
【5~7日潜伏期間後に発症】

急性出血結膜炎

症状としては、目がゴロゴロする、眩しい、充血、結膜にブツブツが出るなどです。
【1~2日潜伏期間後に発症】

アレルギー性結膜炎の種類

季節性アレルギー性結膜炎

特定の季節になると、アレルギーにより結膜炎の症状が現れます。特に春の花粉症に悩む方が多いです。花粉症の場合には、スギやヒノキなどの植物の花粉がアレルゲンとなる事が多いです。症状としては、ひどい目のかゆみや充血です。

通年性アレルギー結膜炎

日常生活で身近にあるものがアレルゲンとなって発症する結膜炎です。とくにダニやカビがアレルゲンとなる事が多いです。季節性アレルギー性結膜炎とは違い、季節関係なく一年通して症状があります。症状としては目のかゆみですが、慢性化するとかゆみにともない、充血・目やにや涙も出ることもあります。

春季カタル

重症のアレルギー性結膜炎です。小学生のお子様に多くみられます。症状は、激しい目のかゆみと白い糸状の粘りのある目やにがでるのが特徴です。ひどい場合には目を開けることも困難なほど痛みを感じる場合があります。春先など季節の変わり目に症状が悪化することも多いことから「春季カタル」と呼ばれています。

結膜弛緩症

結膜が弛緩してしまった状態を指します。緩んだ結膜は、下まぶた側に存在し、重度にまで進行すると角膜(黒目)の下側を隠してしまうこともあります。眼球運動や瞬きによって、目のゴロゴロした感じ、ショボショボした感じ、涙が溢れるといった症状をきたします。治療法としては、点眼治療と手術治療があります。
点眼治療は、角膜および結膜のムチン産生を促し涙の質を正常化するムコスタ点眼や、目が乾いているのを潤す人工涙液や目の表面の傷を治すヒアルロン酸、抗炎症薬などを使用します。
点眼治療で改善されない場合、当院では積極的に手術を行います。点眼麻酔をかけた上で、高周波電気メスを使用して結膜を切除します。

結膜結石

眼瞼結膜(まぶたの裏側の結膜)に白色または黄色の硬い小石のようなものができます。カルシウムや脂質が沈着して形成され、ゴロゴロとした異物感、充血などの症状を招きます。また、炎症が強膜にまで及ぶと視力低下を起こすこともあります。

麦粒腫(ものもらい)

麦粒腫(ものもらい)まぶたの縁や内側で細菌感染が起こり、まぶたが赤く腫れ、ゴロゴロとした異物感などの症状が見られます。皮膚にある常在菌によって起こるものですので、人から人へとうつることはありません。

詳しくはこちらへ

日本眼科学会画像 引用

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

霰粒腫(さんりゅうしゅ)慢性的な疲労、不規則な生活、ストレスなどによってホルモンバランスが変化して、マイボーム腺の出口が閉塞してまぶたの中に硬い腫瘤ができた状態です。麦粒腫とは異なり、細菌感染によるものではありません。ゴロゴロとした異物感はありますが、通常痛みを伴いません。腫瘤が潰れ、中身が出てくることもあります。

詳しくはこちらへ

日本眼科学会画像 引用

逆まつげ(睫毛乱生・睫毛内反症)

逆まつげ(睫毛乱生・睫毛内反症)何らかの原因によってまつげが角膜に接触している状態です。逆まつげとも呼ばれます。まつげの生える向きや配列が乱れる「睫毛乱生」、下まぶたの皮膚の盛り上がりによってまつげの先が内側へと押し込まれる「睫毛内反症」、まつげ・まぶた全体が眼球へと向いてしまう「眼瞼内反症」があり、いずれの場合もゴロゴロとした異物感、痛み、充血、涙などの症状が見られます。こまめにまつげを抜去する方法もありますが、当院では積極的な日帰り手術を行っています。「引筋腱膜縫着術」「埋没法」「切開法」「眼輪筋短縮術」といった術式から、患者様の眼の状態に合わせたものを選択します。当院では積極的に外科的治療を行っております。

詳しくはこちらへ

日本眼科学会画像 引用

眼瞼内反症

眼瞼内反症年齢を重ねると、まぶたを支える筋肉・靭帯が緩み、まぶたは内側へと向かいます。このことでまつ毛の向きが変わり、まばたきの際に角膜に当たる状態が「眼瞼内反症」です。目の痛み、ゴロゴロとした異物感などの症状が見られます。悪化すると角膜に穴があき、失明に至ることもあります。下眼瞼牽引筋腱膜を縫い縮める治療で、改善が可能です。

日本眼科学会画像 引用

詳しくはこちらへ

角膜炎

角膜炎角膜に炎症をきたしている状態です。主な原因は、目の乾燥、異物混入などです。目の充血、痛み、ゴロゴロとした異物感、涙が溢れるといった症状が見られます。
放置していると、角膜潰瘍、角膜穿孔へと進展することもあります。

ぶどう膜炎

ぶどう膜炎虹彩、毛様体、脈絡膜をあわせた「ぶどう膜」で炎症が起こっている状態です。放置していると、炎症が拡大し、目の痛み・諸力障害などの症状が見られます。

日本眼科学会画像 引用

目がゴロゴロするときのどうしたらいいの?対処方法は?

眼科で診察を受ける

眼科で診察を受けるゆっくり休息をとったり、一晩眠ったり、あるいは上記のような方法を試しても症状が改善しない場合には、早めに当院にご相談ください。

目がゴロゴロして目やにがではじめると注意

目のゴロゴロとした異物感に加えて、目やにが出ている場合には、細菌性結膜炎やウイルス性結膜炎が疑われます。慢性化・重症化することもありますので、お早目にご相談ください。

目の疲れ、眼精疲労

目の疲れ、眼精疲労について特に社会人になって忙しくなると、ほとんどの方が一度は目の疲れを感じています。その中で、ちゃんと休息・睡眠をとっても改善しない場合、他の症状もある場合には、目の疲れが慢性化した眼精疲労の可能性があります。

目・身体にあらわれてくる症状

症状は目だけでなく、身体にも現れることが少なくありません。

目にあらわれる症状
  • 目の痛み、重い感じ
  • 目がショボショボする
  • 目の充血、乾燥
  • 明るさがやけにまぶしく感じる
身体にあらわれてくる症状
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 倦怠感、慢性疲労
  • 吐き気

目の疲れ、眼精疲労の原因は目の病気かも?

目の疲れや眼精疲労は、目の病気を原因として起こることがあります。

その他の原因

身体の病気

風邪、インフルエンザ、副鼻腔炎、糖尿病・高血圧、更年期障害、自律神経失調症、あるいは虫歯・歯周病なども、頭痛や目の痛み、そして眼精疲労の原因になることがあると言われています。

眼鏡やコンタクトレンズ

度数の合っていない眼鏡、コンタクトレンズの装用が眼精疲労の原因になることがあります。見えづらさを感じたときはもちろんですが、定期的に眼科で視力検査を受けましょう。

当院では、適切なコンタクトレンズ処方のための専門的知識を有する「マスターオブ・コンシュルジュ」が患者様のさまざまな疑問・ご要望にお応えします。眼鏡にするにせよコンタクトレンズにするにせよ、適切なタイプや度数の選択、病気の早期発見・予防のために、必ず眼科で検査・処方を受けるようにしてください。

生活習慣・生活環境

パソコンやスマートフォンの長時間使用、空気の乾燥している環境なども、目に負担をかけるリスクとなります。

自律神経の乱れ・ストレス

自律神経の乱れも、目の疲れや眼精疲労の原因となります。自律神経は、精神的・身体的ストレスが過剰になったときに乱れやすくなります。

目の乾くのはどうして?

まばたきの回数の減少や空気の乾燥が原因の場合

涙のほとんどは、涙腺という組織から分泌されています。そして、まばたきのときのまぶたの動きで、目の表面に広がり、薄く均等な膜がつくられます。ですので、まばたきの回数が減ると、涙が目の表面に広がらず、目が乾いてしまいます。そしてまた、空気中が乾燥していると、涙の蒸発量が多くなるため、目が乾燥しやすくなります。

コンタクトレンズが原因の場合

コンタクトレンズは、角膜に乗せて装用します。その際、涙がレンズによって分断されるため、外側の涙が蒸発しやすくなります。根本的な解決策として、眼鏡に切り替えるという方法があります。ただ、スポーツや仕事に支障をきたす、見た目が好きではない、頭痛や肩こりの原因になるという場合には、涙の蒸発量が少ないコンタクトレンズをご検討ください。また、眼鏡とコンタクトレンズを併用する場合も、できる限りコンタクトレンズを装用する時間を短くすることで、目の乾きを予防することができます。

目の乾きを引き起こす疾患や病気

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、自己免疫疾患のうちの1つです。涙腺、唾液腺などを免疫機能が誤って攻撃してしまい、ドライアイ、ドライマウスなどを引き起こします。症状が悪化すると、日常生活にも支障をきたしすようになります。
圧倒的に女性の発症率が高い病気です。

ドライアイに
ついて詳しくは
こちらへ

マイボーム腺炎

まぶたの縁にあり、脂肪を分泌して目の乾きを防ぐ役割を担っているのが「マイボーム腺」です。マイボーム腺炎は、化粧品や分泌物などによってマイボーム腺が詰まることで炎症を起こす病気です。脂肪の分泌も滞ることから、目の乾燥を招きます。

目が乾く時の対策

目が乾くときに簡単に取り組める対策をご紹介します。

  • 市販の目薬の使用(防腐剤の入っていない人工涙液タイプ)
  • スマホやパソコンなど使用する時間を減らす
  • 目を酷使する作業を行う再は意識的にまばたきをする
  • 加湿器などで部屋の湿度を維持する
  • 乾きにくいタイプのコンタクトレンズを選ぶ
  • 帰宅後はアイメイクをすぐにしっかり落とす

上記のような対策をおこなっても改善しない場合には、一度当院へご相談ください。

慢性的な目の乾きで
お悩みの方は眼科へご相談ください

慢性的な目の乾きでお悩みの方は眼科へご相談ください長時間パソコン作業をしたとき、集中して映画を観たとき、誰でも一度は目の乾きを感じたことがあります。
休憩をとったり、一晩しっかり眠って治まった場合には、基本的に心配はいりません。ただし、頻繁に目の乾きを感じるような生活を続けていると、目の負担も大きくなりますので、できる限り改善していきましょう。
また、休んでも治らない、目を気遣って生活しているのに乾きを感じるというときには、お早目に当院にご相談ください。ドライアイを起こしている可能性があります。

ドライアイは、重症化すると、視力低下につながることもありますので、甘く見ず、予防・早期発見・早期治療に努めましょう。

TOPへ戻る
TEL:0725-92-8882TEL.0725-92-8882 WEB予約WEB予約 >手術のご相談手術のご相談